お客様からのご依頼でパールネックレスの糸替えをする場合、
チョーカータイプの場合は一般的に糸ではなく、ステンレスワイヤーを
首にかけた時に先の方を結ぶ等して使用するロングタイプの場合は、
すべての真珠と真珠の間に結び目を入れるオールノットという通し方をします。
(チョーカータイプでもオールノットの場合もございます。)

その場合はGPTというポリエチレン製の強力な糸を使用します。
GPTという糸(高密度ポリエチレン糸)はステンレスワイヤーと同じく単に一本ではなく、
高密度ポリエチレンを寄り合わせた糸となっていますので
ナイロンや絹など従来の糸に比べて圧倒的な強度があります。


ワイヤーの太さは真珠の穴の直径に応じて、
0.22mm、0.32mm、0.36mm、0.40mmなどを使い分けます。

またワイヤーの色は真珠でしたら
一般的に銀色や白色のビニールコーティングをしたワイヤーを使用しますが
透き通っている宝石などに使用する場合、その石の色を損なわないよう
その石の色に合わせ赤色や金色など様々な色のワイヤーを使い分け、通し替えします。

料金ですが、
★ステンレスワイヤーを使ったチョーカータイプのネックレスを通し替えする場合

★ロングタイプのネックレスやGPTを使用しオールナットで通し替えをする場合

★真珠に付着した皮脂などの汚れを単に落とすのではなく真珠の洗浄、
いわゆる玉洗いをし、通常よりも更に汚れを落としてから通し替えをする場合
(通常の場合よりお時間をいただきます。)

など、場合によって料金が変わりますのでお気軽にお問合せください。


糸替えの時期ですが、目安として真珠と真珠の間につまむように指先を入れ
2㎜~4㎜位隙間をあけ、その指を離し真珠がパッと戻り隙間がなくなれば問題はありません。
すぐに戻らず真珠と真珠の間に1㎜でも隙間があれば、緩んできている状態ですので通し替えの時期です。



パール・ネックレス
9mm~8.5mm 43cm




ちなみに、私はステンレスワイヤーの中では0.32mmが弾力・強度ともに十分で一番よく使用しています。

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