近年の長引く不況のせいか、金製品を買い取りショップ等に持ち込んで換金される方が増えていて、私どものお店にも買い取り依頼のお客様がたびたび来店されます。

以前はその場で簡単に刻印や品質の確認をして、買取をさせていただいてましたが、最近は、これも不況のせいか、精巧な偽物が多く出まわるようになりまして、その場での即決買い取りが出来なくなりました。

つい最近も、925シルバー、千分率で925パーミル(‰)、百分率では92.5%の銀に金メッキをかけた指輪に堂々とK18(24分の18で、75%の純金を含有)の刻印の打たれた物や、同じく925シルバーの帯留めに金メッキをかけてK18の刻印を打った物などを見る機会がありました。

銀は18金よりもかなり軽いのですが、ある程度の大きな物になると、銀と言えどもそれなりの重量があって、仕上げが綺麗で金メッキがしてあると、ついだまされるようです。

あと、よそのお店に持ち込まれた物では、タングステンという金属に金メッキをしてK18の刻印を打った物が多く出まわっているようです。
タングステンは硬くて重く、金メッキがしてあると見た目も重量感もK18製品とそっくりで、区別するのは鑑別機械がないとプロでも困難です。

このほかにも、純金が90%ぐらいしか入っていない物や、純金以外の銅や亜鉛などの合金でつくった偽物の砂金(純金パウダー)なども出まわっているようです。

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カエル型 K18ダイヤモンド・リング 0.12ct


くれぐれも、友人知人間で金製品を売買される時は注意が必要です。
純金や18金製品を売却しようとしている方が、絶対に信頼できる誠実な方でも、その方自身がすでにだまされて偽物を持っておられるかも知れませんから…。
宝飾店などで購入される場合も、ひとつの土地で長く営業しいていてベテラン店員のいる信用のおけるお店が良いと思います。

☆.。*:・°★.。*:・°(神田)