マイライフ新聞　２月１日号に掲載の広告です。






アメシスト（和名 紫水晶）は古くから人に愛されてきた宝石で、ヨーロッパでは２５，０００年前の遺跡からアメシストの装身具が見つかっています。
また、紫色は古代から宗教的権威の高い色とされて来たため、キリスト教では「司教の石」、ユダヤ教では「聖なる石」と呼ばれ、宝石ではありませんが、日本でも位の高い僧侶が着用する袈裟や衣などに紫色が使われています。

また、ヨーロッパでは「素敵な恋人を招き寄せる石」とも言われているアメシストですが、ギリシャ神話にはアメシストの悲しい伝説があります。


ある時、宴会で酔っぱらった酒と豊穣の神デュオニューソスが余興に、その日、最初に出会った人間を猛獣のピューマに襲わせることにしました。
そして、ちょうどそこに通りがかったのが、月の女神アルテミスの女官で美しい少女のアメシストでした。
デュオニューソスがピューマをけしかけ、今にもアメシストが襲われるというその時、この惨事に気づいたアルテミスがアメシストを一瞬のうちに純白の水晶に変えました。
その後、酔いから覚め、自らのおかした罪を後悔したデュオニューソスが、アメシストの変わり果て姿である水晶にワインを注ぎかけたところ、ワインに染められた純白の水晶は透き通った美しい紫色の宝石「アメシスト」になったということです。



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